釣り好き彼氏のオシャレな部屋でランチという妄想が実現する。関内のVAMONOSが葉山で移転リニューアルオープン。
今年初め、久しぶりに関内の地中海料理の店『VAMONOS』を訪れた際にオーナーの霜田氏から、実は葉山に移転するんですよ、とお聞きしていた。
アウトドアやフィッシング業界で長きに渡り『自然の中で遊ぶ楽しさ』を伝え続けてきた霜田氏。
『食の楽しさを伝えるシェフ』への転身も驚いたが、今回の思い切った移転先にもまた驚かされた。
しかし、考えてみれば海でのカヤックフィッシングやSUPフィッシングなどにも早い時期から積極的に関わり、自ら楽しさを発信してきた霜田氏なのだから、葉山という移転先に何ら疑問も矛盾も感じるところはないのである。
訪問はオープン初日のランチタイム。
薄曇りだが春物コートで過ごせる気持ちの良い気温と湿度の中、都内から海へ向かうドライブがてら車を走らせること約1時間。
店舗は森戸海岸バス停のすぐそばで、周りにはコインパーキングが複数あるのでアクセスは良好。
店内にはカウンター席とテーブル席。
一番奥のリビングテーブル席はすでに女性二人のランチ客がおり、とてもくつろいだ様子だった。
この女性2人が帰られた後、ソファに座らせてもらったが、これが何とも『落ち着くのにドキドキ』というか、知らない男子の家に遊びに行ったような雰囲気。
ワイルド系男子やアウトドア系男子好きな人は、彼氏の家で彼氏の手料理を食べさせてもらう・・・という妄想に浸ることも可能(笑)
私は中央テーブル席で『牛ほほと牛すじの赤ワイン煮ランチ』を注文。パンかライスが選べたのでこの日はライスに。
サフランライスに盛られた丁寧に作られたトロトロ柔らかい赤ワイン煮。
スパイスが程よい香りのマリネ、コンソメスープがこれについていた。
全て大変に美味。
車のためこの日はワインは我慢したが、VAMONOSはもともとワインに合う食事を提供しているので、次回は電車とバスの1day トリップを計画し、夕日の時間からここでワインと美味しい料理を楽しむと心に決めた。
夜のお酒を遅くまで楽しんでも、23時台まで路線バスもあるので、都内に帰宅可能。
繁華街にあったVAMONOSも大変に楽しい店だったが、葉山というすぐそこに波が打ち寄せている場所に移転したことで、より『非日常』と『都会人の憧れ』が混ざり合う、不思議な隠れ家のようになった。
友人と、恋人と、葉山トリップの際にぜひ立ち寄って欲しいお店である。
地中海料理とワインの店
RESTAURANT & BAR VAMONOS
レストラン & バー バモノス
〒241-0112 横浜市三浦郡葉山町堀内1003-3 1F
※営業時間などはお店へ直接ご確認ください。
女性だけで釣り船を貸し切るのが当たり前に出来るようになってきた。女性限定釣りイベント15年目の姿。
今年初の女性釣りサークル(http://womanfishing.jp/)活動は、シーバスジギング釣行会でした。
お世話になったのは千葉県・寒川港の守山丸さん。
http://www.tokyobay.biz/moriyama/headline.php
何となくバレンタインデー頃に東京湾シーバス(スズキ・鱸)って釣れやすいよね、というイメージで4年前に始めたこの時期の定番イベントなのですが、ここ数年とにかく釣果が厳しい。
今回も(も、って言いたくないけど)厳しかったです。
私が最後の最後に釣れたので辛うじて船中釣果ゼロは免れました(笑)
このサークル『TLC』はメンバー同士で助け合って楽しむ、が基本精神。
根掛かり、おまつり、船酔い、その他諸々、船釣りならではのトラブルも乗り越えられるように皆んなで協力しあいます。
今回はたまたま講師を呼ぶセミナー形式ではなかったからか、この互助会的なサークルの良さがよりクッキリと出ていて、それを再確認できたことがとても嬉しかったです。
私が最初に女性限定船釣りイベントを主催してから15年経ち、参加者のみんなのお陰でこういうイベントが『普通に』運営できるようになりました。
次のサークル活動は2月20日の新年会、そして来月はドーム船のワカサギ釣りイベントです。
・TLCシーバスジギング体験釣行会
開催船宿
守山丸
開催日時
2019年2月17日(日) 6:00集合
特別協賛
クレハ合繊株式会社
株式会社ヤマリア
※今回のイベントレポートは公式サイト(http://womanfishing.jp/)に掲載予定です。
釣りの現場に女性が少なかったよね、という話。 - 第2話
某船宿の女将と弊社で共同開発したニューアイテムが先日完成しました。
これから工場生産に入り、秋にはリリース出来る予定です。
何が出来るかはまだひみつ!
女性アングラーの釣りをより快適にしてくれるグッズです。
さて、私のWEBサイト運営話しの続き。
→ちなみに連続ブログ第1話はこちら。
http://mamilovesfishing.hatenablog.jp/entry/2019/02/10/081552
個人WEBサイトの運営をスタートしたところ、予想以上の速さで、なかなかの人数の方達が私に注目してくれるようになりました。
まずは私が男性と変わらず、釣りが好きで楽しんでいることを知ってもらいたい、という第一目標は意外とあっさりクリアしてしまいました。
理由はコンテンツが良かったから?
私のビジュアルが良かったから?(笑)
いえいえ。
女性で釣りのWEBサイトを運営している人は数えるほどしかいなかったので、注目されるスピードが早かったのだと思います。
・沖釣り釣行記
・サーフフィッシング紹介
・タックルインプレッション
・船宿インプレッション
・情報交換掲示板
当時の私が発信していたコンテンツはこんな感じで、女性が釣りを始める時のハードルを下げられそうな情報に特化していたつもりです。
しかしスタート当初に情報交換掲示板に集まってきたのはほとんど男性でした。
ちなみに、WEBの掲示板ってそろそろ若い世代はどういうものか知らないかもしれませんね。
中高年世代も、その当時にネットコミニュケーションを始めていないとこれまた経験がないですよね。
掲示板といば今も昔も2チャンネルに似た、匿名のものが主流で、私が運営していたものもいわゆる『ハンドルネーム』で書き込んでもらうものでした。
そこには私のWEBサイトの感想や、応援メッセージ、釣りのお誘いや質問など、多岐にわたる書き込みが男性たちからありました。
うん。
これがなぜか、ほとんど男性から。
私が女性のために発信している情報を見て、沖釣りやってみました、面白いです!という男性もちらほら。
うーん。
これはこれで嬉しかったのですが。
何か違う。
そこでWEBサイト開設して半年くらいで、サイトのサブタイトルをつけました。
ズバリ。
『女性釣り師倍増計画』
これを検索ロボットがしっかり拾ってくれた頃には、徐々に女性との交流が増えていました。
これが今から17年前の話。
さてまた長くなりますので、続く。
釣りの現場に女性が少なかったよね、という話。- 第1話
洋画と海外ドラマが好きで、月に数本は見ています。
昨夜は『イミテーションゲーム』という第二次大戦時代にイギリス軍の情報戦略に関わった人々をテーマにした映画を見ました。
1930年代のイギリスは、今とは全く違い、男女が同じ室内で仕事をすることは基本的に禁じられていて、女性の職業選択の自由は当然ほとんどなく、同性愛者は逮捕されていた時代。
LGBTなんて言葉も考え方も発信することができない社会。
こういう歴史事実に触れると、現代の自由を得るために犠牲になった人々を思い、しみじみとしてしまいます。
さて。
世界史から規模を狭めて私の話。
現在では様々な方向からアプローチしている、私の『女性の釣り人を増やす活動』は今年で17年目に突入。
※写真は本文と関係なさすぎです。すみません。
17年前の30歳の誕生日を機に、それまで『陸っぱり - オカッパリ』と呼ばれる陸上からの釣りに加え、船の海釣り(沖釣り)を始めたのがきっかけでした。
それまで陸上から1人黙々と釣りに没頭している時にはほとんど気にも留めなかった事が、沖釣りで急に気になりました。
それは『明らかな男女比の差』でした。
私は船舶免許も船も所有していないので、沖釣りをする場合は『乗合船』というシステムを利用します。
この『乗合船』で1人あたりの料金を支払い、他の釣り客と同乗して釣りを楽しむか、仲間と一緒に貸切料金でチャーターする『仕立船』が大まかな選択肢。
少なくとも数人、多いときは20人近く同船者がいる乗合船で、ある日私は気付いてしまったのです。
ほとんど毎回、乗船者の中で女性は私一人だけだ、と。
〜しかない、という最近の流行表現を使うと、当時の私にその状況は『違和感しかなかった』です。
バブル期に多感な時期を過ごし、体育会系大学生から社会人となった私はそれまでに様々な遊びや趣味を経験していました。
テニス、ゴルフ、カラオケ、登山、キャンプ、スキー&スノーボード。
しかし、どの場にも私以外にも女性は居ました。
しかし釣りだけは違いました。
釣りをする女性というのは当時は本当に少なかったのです。
その少なさは学生時代に始めた陸上の釣りでも同じでしたが、前述の通り、一人で黙々と釣るのが当たり前のシチュエーションゆえに気にならなかっただけのこと。
自分以外に女性が少ない、もしくはいない遊び場は、ずっと男女共学で育ち、体育会系女子部に所属していた私にはかなり居心地が悪く感じられました。
良くも悪くも、と言うか、男の中に女が一人という状況に全くと言っていいほど慣れていなかったし、それまで女性だからと優しくされたり(!!)保護されてきた自覚もほとんど無かったのが影響していたとは思います。
この違和感を無視できない。
そう思った私はすぐに行動を起こしました。
その最初の一歩が、私自身の釣り生活を発信するWEBサイトの公開でした。
・・・・・長くなりそうなので次回に続く。
女性の釣り人を増やす。
昨日は『つりジェンヌ』の臨時総会と会合の日でした。
釣り歴28年。
そして釣り業界歴8年目に入った私は、個人的な活動から派生した非営利サークルの運営と、釣りが好きすぎて始めた会社のビジネス、そして釣り業界団体の活動に関わっています。
全て書き出してみると
・女性限定釣りサークル『TLC』 https://coubic.com/tlc-secretariat
・女性用釣りアパレル &用品ブランド Shipsmast http://shipsmast.com/
・釣り雑貨ブランド Peche Peche http://pechepeche.jp/
・女性のためのフィッシングショップ Mama’s Fishing House http://mamasfishinghouse.com/
・女性向け釣りWEBメディア つりバナ https://tsuribana.net/
これらと、釣り業界の企業や有志の著名釣り人で運営されている『つりジェンヌ』https://tsurisienne.com/ というボランティア団体です。
女性釣り人を増やす目的であれば、どれか1つの活動で良いのではないか?と私自身が迷った時期もありますが、年数を重ねてきたことでそれぞれの存在意義の違いが見えてきて、今では全てが大事な活動と捉えています。
一番最近スタートしたWEBメディアはまだまだヨチヨチ歩き以下ですが、女性が釣りを楽しむための確かな情報ソースとしてこれから育てていくところです。
女性釣り人のためアイテムを作り、それを常時提供する事は絶対に必要。
釣り人同士の交流をメインテーマにしているサークル活動では、個々の女性釣り人がより身近に、そして心地よい距離感で共感しあえる場所やチャンスの提供ができます。
そして釣り業界団体である『つりジェンヌ』は、組織的な運営による規模の大きさを最大のメリットとして、釣り未経験や初心者女性の一歩踏み出すチャンスを作り出しています。
さて、そんな『つりジェンヌ』と『女性限定釣りサークルTLC』の今年のイベントがそれぞれ募集スタートしています。
今年こそ釣り始めたい!という女性や、釣り仲間を増やしたい女性はぜひ両方の公式WEBサイトをチェックしてください!!
・女性限定釣りサークル『TLC』 https://coubic.com/tlc-secretariat
・『つりジェンヌ』 https://tsurisienne.com/
釣りという贅沢。
パシフィコ横浜でのジャパンフィッシングショーが終わり、やっと少し釣りに行く予定を考えられるようになってきた。
それにしても、釣りというのは本当に贅沢な趣味だ、と最近は心底思う。
なぜなら、とにかく『時間』が必要だから。
どんな釣りでも、真剣に楽しむ趣味とするならばまず絶対に準備の時間が必要になる。
ジャンルを分けずに準備の項目を思いつくだけ並べてみる。
仕掛け作り、ラインの巻き替え、ラインシステムを組んだり、フックの付け替え、オモリの調整、エサの準備、集魚アイテムの準備、着る物の準備、etc…
そして帰宅後に待ち受けているのは使った道具のメンテナンス、食べる魚を持ち帰った場合はその下処理や調理などなど。
他の趣味に比べるとかなりTO・DOが多い方だと思う。
しかし、それも含めて釣りであり、準備やアフターケアも楽しめてこそ趣味と言えるのだ。
淡水海水問わず、様々な釣種を楽しむ私の場合、カワハギ釣りの後にヤリイカ釣り、そしてヘラブナ、イシダイ、ワカサギといった具合に準備と釣行と後片付けの連続で、そうなると全部の釣種で満足のいく準備や後片付けはなかなか出来ず、自作仕掛けで釣るという楽しさや、自宅で凝った釣魚料理を作る楽しみが減ってしまうことも多い。
要するに忙しくて時間が足りない。
この不足した時間を、既製仕掛けを買う、という形、お金で解決している。
仕掛けや便利グッズを買うことは時間をお金で買うことだ。
そのお金のために忙しく仕事をする。
あれ?
何かおかしいぞ?
と気付くと無理やり休みを取る。
そんな事の繰り返し。
本当に贅沢なのは時間を気にせず、準備と後片付けも楽しみながら釣りを趣味とすること。
これができたら言うことなし。
釣りに行く時間を削ってフィッシングショーに足を運んでくださっていたお客さん達にそういう意味でも心から感謝。